よりよい介護サービスのために
在宅支援の取組
私たちは、利用者の皆さんが施設を利用されている時はもちろん、ご自宅での生活もいきいきと楽しいものであってほしいと考えています。
普段気が付きにくい事ですが、ご自宅で生活を営むには実に様々な能力が必要です。
食事を作るだけであっても、献立を考え、買い物をし、段取りを考え、食材を切ったり煮たりする作業があります。それを実行するには、見る、考える、判断する、記憶するなどの能力が必要だと考えます。
何らかの事情で、それらの能力が一つでも損なわれれば、生活を送るうえで不自由を感じる事になります。
だからといって、そうした方が皆すぐに施設に入所する、というのは現実的ではありません。
全ての力が急に衰えるわけではありませんし、できないところを少しだけ手伝ってもらえれば本人の力で生活を続けることができます。
どんなことを、どれくらいお手伝いすればよいかは人それぞれで、パターンには当てはまりません。
時には同じ人でも日によって状況が違う事もあるでしょう。
利用者の方や家族との会話の中で、何か困っていることがわかれば、関係する部署が集まり何ができるか話し合います。
利用者と接する介護職やケアマネジャーだけでなく、社会福祉士や療法士など部署を超え、多くの職種が協力していきます。私たちは利用者の皆さんを理解し、ちょうど良いお手伝いをすることでより良い生活を送って頂きたいと考えています。