よりよい介護サービスのために
介護予防の取組
年をとっても健康で元気に暮らしたい、なるべく介護を必要とせず自由に動きたい、という思いは皆さん同じだと思います。サンスクエア沼南グループでは、そうした思いにこたえるため「介護予防」に取り組んできました。その一つである「温水プール付デイサービスの取組」についてご紹介します。
プールでの運動
体を衰えさせないためには、まずじっとしていない事、毎日体を動かすことが有効です。しかし膝・腰の痛みや、筋力の低下で散歩するにも不自由な方も多くおられます。そこで、歩行に不安のある方でも安全に運動して頂く為にはどうしたら良いか、考えた結果が「温水プール付デイサービス」です。
サンスクエア沼南グループでは、早くから温水プールを備えたデイサービスを導入してきました。プールでの運動は身体に負担が少なく、かつ短時間で効果的な負荷をかけることができるので、高齢者に適していると言われています。
サンスクエア沼南グループでは、平成15年に「アクアメイト沼南」「デイサービスセンター喜望」を開設し、その後「アクアメイト稲城」(東京都)「アクアメイト所沢」(埼玉県)へ展開しています。
いずれも当法人が独自に開発した水中運動療法で利用者の皆さんに元気になって頂いています。
水中療法の動画など含めて、温水プール付きデイサービスの詳細については、こちらからご確認下さい。
心も元気に
元気であるという事は体が動く、という事だけではありません。好きな事、興味のある事に積極的に挑戦する、心の元気も大切です。
私たちはデイサービスに集う利用者の声を聞き、楽しそうな事、やりたい事があれば積極的にサポートしてきました。
「ポールウォーキングが膝や腰の悪い人にオススメ」、とテレビで紹介されるのを見て取り寄せたのは良いけれど、使い方がわからなかった方がおられました。
スタッフが調べて、いざやってみると、その様子を見た他の利用者の方から「私もやってみたい」「私も買ってそのままになっていた」といった声があがり、
大勢で楽しむ事になりました。
また、グラウンドゴルフを楽しまれていた方が、歩行が遅くなったことでそれまで一緒にプレイしていたご近所の皆さんと続けることが難しくなった、という事がありました。
そこでデイサービスに集う人同士で楽しむグラウンドゴルフが始まったりしています。
ある方が得意な事を、他の方に教えてくださったり、それを見た別の方が参加されたり。
お互いに顔見知りで、体の具合もわかっていますから、利用者さん同士で「あなたにもできるから」とか「教えてあげるから一緒にやろう」といった、
声のかけあいがあり、輪が自然と広がっていきます。
利用者の皆さんが思い思いに交流され、自ら活動される事で皆さんの心が元気になる。
それをお手伝いする事が「介護予防」につながる、と私たちは考えています。